セメントメーカー、輸入段階での評価額引き下げ要求

バングラデシュセメント製造業者協会（BCMA）は、国際市場での価格が下落しているため、チャットグラム税関に対し、3つの原材料の評価額を引き下げるよう要請した。

セメント生産者らは、セメントクリンカーや水砕スラグ、石膏の評価額が国際市場の価格よりも高いため、生産コストが上昇しているとしている。

BCMAが最近チャットグラム税関に宛てた書簡の中で、彼らはセメントクリンカーの評価額を1トン当たり60ドルから50ドルに、水砕スラグは30ドルから26ドルに、石膏は35ドルから30ドルに引き下げるよう要求したと述べた。

この国のセメント産業は、最終製品の製造を目的として、クリンカー、水砕スラグ、石灰石フラックス、石膏、フライアッシュをタイ、ベトナム、中国から購入しているため、原材料は完全に輸入に依存している。

国家歳入委員会（NBR）によると、2022～23年度の最終会計年度には、1万38億7800万タカ相当の2415万トンのセメント原料が輸入された。 2021年から2022年にかけて、10,760億タカに相当する約2,247万トンの原材料が世界市場から購入されました。

BCMAのアラムギル・カビール会長は書簡の中で、「これらの製品の関税額は輸入価格よりも高いため、我々はより多くの税金を支払わなければならない」と述べた。

同氏は、同国で進行中の米ドル危機、信用状の開設の複雑さ、ドルレートの上昇が生産者を窮地に追い込んでいると述べた。

「したがって、我々は国家歳入委員会と税関に対し、できるだけ早くこの趣旨の決定を下すよう要請した。」

チャットグラム税関長官のモハマド・フィズル・ラーマン氏はデイリー・スターに対し、書簡を受け取った後、国際市場からデータを収集したところ、原材料の価格が下がっていることが分かったと語った。

「この問題は我々の評価委員会によって真剣に精査されている。この点に関する提案は間もなくNBRに送られるだろう。」

ラーマン氏によると、税関は収益逃れを防止し、すべてのトレーダーに平等な機会を確保するために、一部の商品の評価額を決定しているという。

「実費を超えないよう努めております。」

評価額は過去90日間の平均輸入価格となります。

セメント製造業者はまた、港から石灰石を放出するのにさらに５～７日の遅れが生じる可能性があると述べた。化学レポートを収集する必要があるため、さらに時間がかかります。

彼らは長官に対し、輸入業者からの契約を取り付けた後、速やかに商品を放出するよう求めた。

「この協定では、輸入業者は誤った申告が見つかった場合には関税と罰金を支払うことを約束する。」

この点に関して、ラーマン氏は、多くの貿易業者が石灰岩の名目で石を持ち込んでいると語った。そのため、収益逃れを防ぐために、石灰石を放出する前に化学検査が義務付けられました。

「ただし、収益逃れに関するリスクを分析した上で、提案を検討します。」

バングラデシュには 37 のセメント工場が稼働しています。彼らは合わせて約3万5000億タカを投資し、約6万人の直接雇用を生み出した。

国内需要 3,500 万トンに対して、年間生産能力は合わせて 6,500 万トンに達しています。この部門の年間売上高は 30,000 億タカ以上に相当します。

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